慢性的なニキビ対策を簡単に?わかりやすく動画で紹介するブログ

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本当のニキビ治療って知ってる?

睡眠不足や偏った食事、生活リズムの乱れ、マスク生活による皮膚の摩擦、間違ったスキンケア、紫外線などの外からの刺激など様々なのとが原因で炎症が起き、ニキビが出来てしまう。

私は、そこまでニキビに悩んだ事がなかったけど、甘い物を食べすぎた次の日とか生理中のホルモンバランスが乱れている時期には、顎にプツンと現れる。

そんな時は「ニキビ占い」を見て、顎だから想われニキビだなどとプラスな理由をつけていたこともあったなと思い返す。

それは置いておいて、ニキビは最短で治せるとか、潰して膿を出した方が早く治るとか色々な情報が飛び交ってるけど結局何が正しいの?

ということで、メディアでも大活躍の皮膚科医友利新先生の動画を紹介するよ。

ニキビは、慢性疾患?

医師が解説!ニキビを最短で治すために大切なことを解説

ニキビは、慢性疾患?

ニキビは、慢性疾患と言われる病気です。

慢性疾患とは、治療に長い年月がかかる病気のことを言う。

皮膚科医の先生が言う治療のゴールは、ニキビ跡を作らないことだそう。
なのでその場限りの治療だったりすると、赤みや痕が残ってしまう可能性がある。

ニキビは急性期が3か月あるので抗菌剤を使って治療をし、
その後維持期に良い時と悪い時を繰り返しながら治っていくので1年くらいを通して治っていくんだって!

◯保険診療でできる治療は?

ニキビっていうのは毛穴が詰まってそこにニキビ菌が来て、炎症を起こしている状態。

ニキビ菌をやっつけるために抗菌剤を使って治療をするんだけど、ニキビが出来て3か月以内の急性期の時に、繰り返しできたニキビには抗生剤を飲んでも効かないのでそれは飲まなくていいという。なぜかと言うと、抗生剤よりも強い耐性菌というのが出来てしまっているから。


皆が皮膚科の薬を塗っても治らないと言っているのはこの耐性菌が原因。
菌をやっつけたとしても、毛穴が詰まっているとニキビは治らないので、詰まりをどうにかしなくてはいけない。薬を見た時に、抗生剤しか出ていなかった場合は「毛穴の詰まりをなくすお薬をください」と言ってお薬を出してもらおう。

そのお薬は「過酸化ベンゾイル」や「アダパレン」という成分が入っていて「過酸化ベンゾイル」はニキビ菌をやっつける抗菌効果があるんだけど、この2つは皮をむいてピーリングする効果があるものと、詰まり自体を無くすようにしていく効果もあるので上手く組み合わせて使っていくことが大切だという。

しっかり効くからこそ副作用があるので、
最初は少し塗って問題なかったら塗り広げるという使い方がいい。
注意してほしいのは、必ず保湿剤も一緒に使うこと!

自分で使うのではなく、皮膚科の先生と一緒に長い目で1年くらい見て治療するのが本当のニキビ治療。スキンケアだけではニキビは治らない!

スキンケアと治療は一緒にしなければいけないんだって!

ニキビが出来やすいのと改善しやすい食べもの・栄養素

ニキビができやすい・防ぎやすい食べ物をそれぞれ3つ紹介します。

大人ニキビ、思春期ニキビと分かれてはいるけど皮膚科の先生曰く、
基本的にニキビというのはざ瘡という。
毛穴の中に皮脂が溜まって詰まり、皮脂が大好きなアクネ菌というニキビ菌が集まり過ぎて炎症を起こしている状態になる事をいうんだって。

なぜ皮脂が詰まるの? 

1.皮脂分泌が過剰

思春期には、性ホルモンが活発に出るのでその性ホルモンが皮脂腺を刺激し、多くの方は活発になりやすくなる。思春期にニキビが出来やすいというのはこれが理由。

2.食べ物に原因がある

○ニキビが出来やすい食べ物

1位…乳製品(牛乳、チーズ、生クリーム)

少しなら摂取してもいいんだけど、毎回牛乳たっぷりのカフェオレを飲むとか、生クリームたっぷりのケーキを食べると、過剰に摂取しない人と比べて20〜40%出来やすい。

ニキビが出来やすい人は、1度乳製品を避けるのも1つの手。
食べたから出来やすいと言うわけではなく、ベースにニキビが出来やすいということ

2位…甘い物

血糖値が上がりやすい甘い物、糖質が高い食べ物。チョコレートはニキビが出来やすいと良く聞くけど、チョコレートではなく中に入っているお砂糖に反応している。

糖質を分解する時に、ビタミンB群が必要になってくるんだけど、このビタミンB群には皮脂の分泌を調整する機能がある。本来なら皮脂腺に働きかけてくれるビタミンB群が、糖質の分解に使われてしまうため不足してしまうので、ニキビが出来やすくなってしまう。

3位…加工食品

例えば、加工されたちょっと甘い物が入っているようなシリアルだったり、ポテトチップス、揚げ物は、オメガ6系の油を使っていることが多い。

オメガ6系の油は、皮脂腺の分泌を過剰したり、
皮膚のバリア機能も低下してしまうのでニキビが出来やすくなる。

○ニキビが改善しやすい食べ物・栄養素

1位…亜鉛

ニキビがある人とない人を比べると、ある人は血中の亜鉛が低下していたのに不足していた亜鉛を補充してあげることで改善率が高くなったんだって!

亜鉛が含まれている食べ物は、ほうれん草とかレンズ豆、玄米など。サプリで補うのもOK!

2位…発酵食品

ヨーグルトとかキムチ、味噌、お醤油などが挙げられる。

発酵食品というのは、プロバイオティクスという生きた乳酸菌が入っている。
それが腸内環境のエサになり、
腸内環境が良くなると皮脂の水分量が上がって皮脂の分泌が下がるという。

3位…オメガ3

鯖とかアジとか光り物のお魚に入っていたり、エゴマとかシソ油といったものにも入っている。
お肉とか揚げ物とかの加工食品を食べるのであればこういったお魚を食べた方が、同じ油分系を食べるとしてもニキビが出来づらい。

ニキビが出来る原因は全て同じ物

【皮膚科医が解説】ニキビでやってはいけないスキンケア5選 / Explained by a dermatologist: 5 skincare mistakes for acne

皮脂分泌が多くなり、毛穴に詰まったところに角層が圧迫をして厚くなって蓋をしてしまい、
毛穴に詰まってしまった脂が出られなくなってしまう。

どんなに肌が綺麗な方でも、ニキビ菌という菌は常在菌の1種なので必ず存在する。
ニキビ菌は脂が大好きなので過剰になり、炎症を起こしてしまうこの炎症がニキビ。

1.顔を過度に洗いすぎる

顔が脂でテカテカだからと言ってゴシゴシ洗ってしまうのは、NG

極端に汗をかいたりとかではなく、通常の日であれば洗顔は1日2回!
洗顔は、スクラブや洗顔ブラシなどで擦ってしまうと摩擦が起きるので、その摩擦に対処しようとして角層が厚くなってしまう。
洗顔ブラシで汚れを落とせるほど毛穴は大きくないのと、ニキビを悪化させてしまうので避けよう。

2.とりあえずさっぱり系のものを使う

顔が脂でテカテカしているからといって、顔をスッキリさせるために間違ったスキンケアをしてない?
顔を洗う行為は、1番リスクを伴うスキンケアなので…皮脂を洗い流した後は保湿をしないと、乾燥を補おうとして皮脂分泌が活発になってしまう。そうするとまた、毛穴に詰まりやすくなってしまう。

友利先生が、かかとの乾燥を例であげてくれているんだけど、たしかに保湿しないとガチガチになって厚くなってるって思った!

保湿剤を選ぶポイントは、ノンコメドジェニック処方を選ぶこと!

コメドというのは、毛穴に皮脂が溜まり蓋がされている状態の事を言うので、このコメドを作られなければニキビは出来にくい。なのでニキビが出来やすい方やニキビが出来ているけど保湿とかちゃんとスキンケアをしたい方は、ノンコメドジェニックを使ってみよう。

3.ニキビパッチ

え?ニキビパッチってニキビが出来た時に貼るシールだよね?韓国でバズって、貼るだけでニキビが治りやすくなると話題になったけど…皮膚科医さんから見たらNGだという。

パッチを貼れば目立たなくさせる事は出来るけど、ニキビを悪化させてしまう可能性の方が高い。ニキビ菌は空気がない密閉したところを好むので、パッチをして密閉してしまうとニキビ菌が集まってきてしまい、悪化しやすくなってしまうので避けよう。

4.ニキビは潰してはいけない

ニキビを潰して薬を塗ると治りが早いと聞いたことがあったのでこれは衝撃的…。

皮膚科で機械を使って潰すのは、そういう技術があるから!自分でやってしまうと、中の炎症性の物質を全て取りきれずに大変なことに。

皮脂にニキビ菌が集まってくると、身体は防御反応を起こして免疫機能が働くんだけど、その時に白血球がいっぱい集まって菌をやっつけようとする。仲間を集める時に炎症性のサイトカインという物を出したりするんだって。

無理やり潰して中に取りきれずに残ると、毛穴だけじゃなく近くの肌自体を破壊してしまうという。破壊すると肌が陥没してしまい、クレーターが出来てしまう。なので絶対にニキビは潰さないこと!

5.ニキビをスキンケアだけで治そうと思うのはNG

ニキビは、ざ瘡という名前の皮膚の病気なの。

1〜2個ならスキンケアで治る可能性もあるけど、放置しておくと悪化してしまったり、色素沈着になってしまったり長引いてしまうこともある。

ニキビに良くない甘い物や、チョコレートなどを我慢するよりは、それを食べても大丈夫な薬を出してもらう方が早い!

ストレス自体も皮脂分泌を過剰にして、ニキビが出来やすくなってしまうよ。

3か月以上治らない場合は、食生活やスキンケアを変えるのも大事だけど皮膚科に行って正しい治療を受けよう!

まとめ

嫌なやつって思われるかもしれないけど、正直肌に悩みを抱えた事がなくて、暴飲暴食をした翌日や、生理中のホルモンバランスが乱れている時期に顎のあたりにニキビが出来たりするんだけど、薬を塗ればすぐ治るし生理が終われば治るしって簡単に考えていたの。

肌表面にニキビが無くなって完治だと思っていた私は、
友利先生のいう「本当のニキビ治療」を知って衝撃だった。

「ニキビって慢性疾患なんだ…。え!治るのに1年もかかるの?」って。

ニキビにお薬を塗ると確かに、良くなったり悪くなったりを繰り返すんだけど、わたしの治療のゴールは肌からニキビを消し去る事だったの。
だから患者さんと先生では治るという意味合いが違うんだなと。

ニキビが出来やすい食べ物はなんとなく想像できるけど、ニキビが治りやすい食べ物や栄養素は好きな食べ物だったので、自然とお肌に良いことしてたんだなって嬉しくなった!

正直ニキビ潰した事ない方っていないんじゃないかな?って思う。私もニキビを潰して、そこに治療薬を塗るっていうのを学生時代にしていたから、顎の所にうっすら痕になっているのが1〜2個あるの。友利先生の肌めちゃくちゃ綺麗だから説得力もあるし、これからもしニキビが出来た時は潰さずに、すぐに皮膚科に行かなきゃって思った。

私、食べる事が大好きだから甘い物とかを我慢するなんて絶対ストレスになる…。
友利先生が教えてくれた、ニキビに良くない食べ物を食べても大丈夫な薬があるなら次からそうします!!いかがでしたか?普段何気なくしていることが実はNG行為だったり…正しいと信じてやっていた事が間違いだったり、このコラムを見て皆さんの気づきのきっかけになればいいなと思います!